作詞 斉藤 忠三
作曲 柴田 丈夫
守住左一郎
一
朝霧深き武蔵野の
かすむ木立の翠(あお)くして
におう大地にせせらぎの
清新の音をかなずとき
われらもとめんその希望
武蔵 武蔵 おお武蔵
二
四季めぐりゆく武蔵野の
舞うわくらばの夢に似て
けぶる余燼(よじん)にふみびとの
なお栄光をつとうとき
われらもとめんその理想
武蔵 武蔵 おお武蔵
三
いま鐘はなる武蔵野の
丘陵(おか)にあしたの風みちて
ながるる雲に白雉の
九天(くてん)におもいはせるとき
われらもとめんその力
武蔵 武蔵 おお武蔵
作詞 長崎 太郎
作曲 田中規矩士
一
青空わたる あまつ日は
歩みとどめて たたえけり
若き命の すこやかに
みくにのために 生いゆく園よ
二
庭面にそそる 大欅
千代の髪振り かたりけり
野辺にかちうた うたいてし
ますらおのこは たけくもありき
三
千草をわけて ゆく小川
もつれとけつつ うたいけり
武藏大野の はてはあれ
まなびの水は とこしえらなめ